実績紹介WORKS

NEDOとの実証実験・災害時のドローン活用に向けて

全国13地域・52機のドローンの同時飛行運用管理を行う実証実験に参加

2021年10月27日NEDO、KDDIなどと全国13地域で52機のドローンの同時飛行運用管理を行う実証実験に参加しました。これは福島県南相馬市と共同提案をした実証事業施策が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の公募型事業に採択されたものです。 

弊社を含む南相馬市に拠点を置く5社が市と連携し、災害時におけるドローンを活用した被害情報収集・共有の実証実験を実施。弊社では主に海上や沿岸部における情報収集を行いました。収集したデータは、株式会社テラ・ラボ様の災害情報共有プラットフォームに投入し、市の災害対策本部など関係機関と共有します。

この実証実験の5ヶ月後、 2022年3月16日深夜に起きた福島県沖地震の際には、災害初動調査を迅速に実現。ドローンの災害時活用の社会実装につながる有意義な実証実験となりました。

本実証について(NEDOホームページより内容・画像引用)https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101494.html?fbclid=IwAR2FPAVZj8XFnonpUU8eHXhNlLizzIr11p9MqzfgL29r4UAODgghXlW7PLE

本実証ではレベル4を見据えて開発した運航管理システムで複数のドローンを制御し、安全に飛行させる検証を行いました。当日は計13地域で計52機のドローンを飛行させ、KDDIの東京都港区虎ノ門のオフィス内に設置したドローン運航管理室で運航管理を行いました。その結果、運航管理システムが機能・オペレーションの両面から全国で運用可能であり、複数のドローンが飛び交う上空で衝突回避などの管理業務を行えることを確認しました。加えて、各地域の抱えるさまざまなニーズと、ドローンの活用方法について検証しました。
各社の役割
KDDI・プロジェクト全体推進
・運航管理機能の研究開発
・各コンソーシアムへの運航管理システム、機体、通信などのアセット、技術支援
・西日本(兵庫県)のユースケースの先行実証運営
・災害時(三重県)ユースケースの先行実証運営
パーソルP&T・地域実証の推進、事務局運営
・各地域実証の安全管理、ユースケースでの検証実施管理
・中央管理と各事業管理機関との連携推進
・ビジネスモデルの確立に向けたガイドラインの研究開発
・東日本(宮城県)ユースケースの先行実証運営
NEDO・プロジェクトの全体支援
・制度設計と連携するための各省庁などとの調整