固定翼型ドローンについてABOUT FIXED WING DRONES
FIXED WING DRONE固定翼型ドローンとは
固定翼型ドローンとは機体に主翼が固定され、前進する時に発生する揚力で飛行する飛行機型のドローンのこと。回転翼型ドローンのような垂直離着陸ではなく、滑走路や発射台、人力スローイング等により離陸させます。着陸時も広いスペースが必要となりますが、回転翼型ドローンと比べて圧倒的に長時間・長距離飛べること、天候に左右されにくいのが魅力です。ただ日本国内には滑走路として使える開けた平地が少なく、運用がなかなか進まないのが難点でした。
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_FWD_img01.jpg)
FLYING BOAT DRONE飛行艇型ドローンの開発
そこで弊社では平地の少なさを逆手に取る、発想転換からスタート。日本には海や川、湖といった水資源が豊富。「水域そのものを滑走路にすれば、全国どこでも運用できるのでは」そんな思いから生まれたのが、水上発着できる飛行艇型ドローン「HAMADORI」です。
「HAMADORI」なら、広い滑走路は必要ありません。日本中どこでも、水辺さえあれば飛び立てます。弊社では福島県の浜通り地域にあるロボット実証区域にて研究開発を行い、自治体や行政機関、大学の研究室などと実証実験を重ねています。形状や制御方法を少しずつ最適化していくことで、社会実装に向けた開発を加速させています。
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_FBD_img01.jpg)
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_FBD_img02.jpg)
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_FBD_img03.jpg)
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_FBD_img04.jpg)
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_FBD_img05.jpg)
Features飛行艇型ドローンの特徴
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_features_icon01.png)
安全な水上からの
離着水が可能
人や人工物の少ない安全な河川や湖、海洋などの水域から、離着水が可能です。平地の少ない日本では、滑走路を確保するのが難しいのですが、水域を利用することで解決しました。
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_features_icon02.png)
機体全体を水洗い
できる耐環境性
ドローンでは数少ない過酷な洋上での使用までを想定した耐環境性を有します。堅牢な構造であり、海水や潮風による劣化を防ぐため、機体全体を水洗いすることが可能です。
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_features_icon03.png)
船舶でも運搬可能な
可搬性
「HMADORI3000」であれば、幅約3m×2mなので、船舶でも運搬が可能なので、投入回収機構と合わせて活用することで、外洋での運用も可能になります。
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_features_icon04.png)
空中・水上からの
センシング可能
飛行しながら、空中から水面・地面をセンシングを行うだけでなく、水上に着水後、水中のセンシング、水質調査などを行うことが可能です。
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_features_icon05.png)
高い移動速度
航続距離
コプター型ドローンでは、難しい遠方の調査などが、固定翼型ドローンなら効率的に飛行でき、高い移動速度で航続時間・距離を伸ばすことが可能になりました。
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_features_icon06.png)
目的に合わせた
オプションとプログラム
目的に合わせ、カメラ、センサー、ソナーなどの機器を装備し、プログラミングを行うことで、効率的に観測を行うことができる、拡張性の高い機体です。
MERIT and DEMERIT各ドローン・輸送機の優位性
各ドローンや輸送機のメリット・デメリットをご紹介いたします。当社が開発したHAMADORIは、水上から離着陸を行う飛行艇型ドローンで、コストをかけず長距離・長時間の飛行が可能です。
さらに目的に応じた様々なセンサーやプログラミングを搭載できるので、幅広い分野で活用できる機体です。
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/03/about_m-d_graph02.png)
- ■ 飛行艇型ドローン(HAMADORI)
- ■ マルチコプター型ドローン
- ■ 無人水上艇
- ■ 有人航空機
- ■ 有人船舶
|A|観測性能
観測対象(地面・水面・水中)をどこから(上空・水面)観測するかにおける多様性や能力
|B|コストパフォーマンス
輸送機本体の価格、運用にかかる人員数や観測にかかる時間などを総合的に考慮した経済性
|C|航続距離
一度の飛行や航行でどのくらい遠くまで行って帰ってこられるかの目安。観測のカバー範囲
|D|耐環境性能
雨や風、波といった自然環境における機体の堅牢性。気象条件によらず稼働できる強度
|E|移動速度
輸送機の出発地点から観測したい地点まで到着するのにかかる時間の短さ。移動の即時性
飛行艇型ドローン(HAMADORI)
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_m-d_icon01.png)
コスパが良く、長距離・長時間飛行に向いており、水域での
高頻度観測・調査などにおすすめ
メリット
〇長時間、長距離の飛行が可能
〇遠方での撮影・観測が可能
〇上空からの地面・水面の撮影、観測が可能
〇着水後に水中の撮影が可能
〇輸送機械に比べ、コスパが良い
〇水域で離着水が可能
〇船舶で機体を運搬可能
〇移動速度が速い
〇物の輸送も可能
デメリット
〇水域での離着水に滑走が必要
〇一定の箇所にとどまれない
〇回転翼型ドローンような小回りはできない
マルチコプター型ドローン
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_m-d_icon02.png)
短時間・近距離飛行に向いており、
障害物が多い場所での
高頻度飛行におすすめ
メリット
〇滑走の必要がない
〇ホバリングが可能
〇上空からの地面・水面の撮影、観測が可能
〇持ち運びしやすく、扱いやすい
〇操作性が良く小回りが効く
〇他の機体、輸送機械に比べコスパが良い
〇機体により物の輸送も可能
〇種類が多く、個人でも機体を購入できる
デメリット
〇飛行時間・距離が短い
〇移動速度性能が他に劣る
〇天候・環境の影響を受けやすい
無人水上艇
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_m-d_icon03.png)
時間がかかるがコスパが良く、
遠方への水上の
観測・調査におすすめ
メリット
〇航続距離が長い
〇水面・水中の撮影、観測が可能
〇水上での操作性が良く小回りが効く
〇救難時、対象まで安全に近づける
〇他の機体、輸送機械に比べコスパが良い
〇物の輸送も可能
デメリット
〇観測・撮影は水上からとなる
〇移動速度性能が他から大幅に劣る
〇天候・環境の影響を受けやすい
〇観測性能はあまり高くない
有人航空機
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_m-d_icon04.png)
コスパが悪いが、時間をかけずに
遠方で上空からの
低頻度観測・調査がおすすめ
メリット
〇長距離の移動時間が短い
〇上空からの地面・水面の撮影、観測が可能
〇操作はパイロットが行う
〇物の輸送も可能
〇天候・環境の影響が受けづらい
デメリット
〇事故は直接人命にかかわる
〇大がかりな準備が必要
〇コストがかかる
〇飛行中にすべての調査・観測を行う
〇水面上に降りることはできない
〇一定の箇所にとどまれない
〇小回りが効かない
有人船舶
![](http://54.199.30.29/wp-content/uploads/2022/02/about_m-d_icon05.png)
移動に時間とコストがかかるので、
遠方での低頻度観測・調査に
おすすめ
メリット
〇航続距離が長い
〇水面・水中の撮影、観測が可能
〇直接現場で調査・観測が可能
〇物の輸送が可能
〇天候・環境の影響が受けづらい
デメリット
〇事故は直接人命にかかわる
〇大がかりな準備が必要
〇時間・コストがかかる
〇撮影・観測は水上からのみ
※製品の性能により、記載内容と多少異なる場合がございます。